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バブル期当時の、幼稚園様よりご依頼のプールへのイラスト描画事例
社長の部屋

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バブル期の一日仕事、プールに描いたペンギンの思い出

私がまだ20代、世の中がバブル景気に沸いていた頃の仕事の話です。
当時、私は塗装屋さんの下請けとして様々な現場を駆け回っていました。その中でも特に印象に残っているのが、ある幼稚園のプールにペンギンの絵を描くという仕事でした。

この依頼を受けた時、私は真っ先に自分自身でイラストを考えました。
子供たちが喜んでくれるような、可愛く生き生きとしたペンギンの絵を想像しながらデザイン画を何枚も描いた記憶があります。
そして、迎えた作業当日。プールの底に筆を走らせ、一つ一つ丁寧にペンギンたちを描き上げていきました。まるで大きなキャンバスに絵を描くような感覚で、あっという間に一日が過ぎ去り、無事に作業を終えることができました。

そして、この仕事の報酬として請求したのはおおよそ10万円程だった記憶がございます。
今にして思えば、一日で得られる金額としては破格で、あの頃は本当に仕事が儲かった時代だったなと、懐かしく感じます。周りを見ても、活気に満ち溢れ、誰もが未来に希望を抱いていた、そんな時代だったように思います。

当時と今とでは、経済状況も仕事の進め方も大きく変わりました。
しかし、お客様に喜んでいただきたいという気持ちや、より良いものを提供しようとする職人の心意気は、いつの時代も変わらない大切な「仕事の流儀」だと強く感じています。あの頃の経験が、今の私たちの仕事への情熱と丁寧さに繋がっていることは間違いありません。これからも、一つ一つの仕事に真摯に向き合い、お客様に最高の価値を提供できるよう精進してまいります。